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呪術廻戦

INTERVIEWインタビュー

INTERVIEW 「渋谷事変」オフィシャルインタビュー Vol.4 五条 悟 役:中村悠一

―「渋谷事変」で再び現代の五条を演じられてみての感想を教えてください。
中村:五条らの高専時代を描いた「懐玉・玉折」を経て、現代を描く「渋谷事変」へと突入していくので、時間経過をわかりやすく演じようか、変わらず演じるべきか、悩むところではありました。実際、約10年経って、声が別人のように変わる人はあまりいないじゃないですか。結局はそこまで変えずに演じることになったのですが、シーンによっては「懐玉・玉折」の頃よりも声色を落ち着かせて、視聴者に印象付けるという手法を取ることもありました。

―第2期8話(第32話「渋谷事変」)では、漏瑚、花御、脹相との闘いがありました。このシーンを演じてみていかがでしたか?
中村:原作では数コマで描かれているものが、アニメでは表現を拡大して見せてくれるのが『呪術廻戦』アニメシリーズの魅力の1つだと思っています。特に戦闘シーンは派手な演出やカメラワークを使って、さらに見ごたえあるものにしてくれる。中でも第2期8話(第32話)のこのシーンは強い者同士の戦いが描かれているので、それがより顕著に表れていると思いました。

アフレコの段階では映像はまだ完成していないので、監督や演出家さんの頭の中にあるイメージを伝えてもらい、テストを重ねてすり合わせていくことで、やっと「こういう完成図を意図しているんだ」とわかってくる。パズルのピースが組み合わさっていくような感覚になる収録で、面白いと思いながら演じていました。

―第2期9話(第33話「渋谷事変 開門」)で、五条は獄門疆に捕らわれ、予想だにしないことが起こったかと思いますが、この一連のシーンをどのような気持ちで演じられたのでしょうか。また、そんな五条の姿は中村さんにはどのように映っていましたか?
中村:夏油の正体がわかった瞬間、五条は安心してしまったのではないかと思っているんです。もし本当に夏油が生きていたんだとしたら、五条は自分でなんとかすべくもっと抵抗したと思うのですが、そうじゃないのならば仲間に託せると思ったのではないでしょうか。実際、獄門疆に封印される手前は軽口モードに入っていますし。「さっさとしてくれ」なんて言い方ができたのは、今の五条には頼れる仲間がいるから。あれは強がりから出た言葉ではなくて、本当にそう思ったから、自然に口から発せられたものだと僕は感じました。

―「渋谷事変」全体を通しての見どころはどんなところだと感じていますか?
榎木:今までは1つの戦いにフィーチャーして物語が展開していましたが、「渋谷事変」ではいろんな場所で同時に戦いが行われています。それを1つ1つしっかり見せていくので、その目まぐるしい展開が見どころになっているのではないでしょうか。
僕たちもオンエアで完成した映像が見られるのをすごく楽しみにしているんです。「渋谷事変」は辛い展開も待っていますが、とにかく見どころの詰まった物語になっているので、視聴者の皆さんにも最後まで見届けてほしいですね。

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