INTERVIEW 劇場版『渋谷×死滅』オフィシャルインタビュー 七海建人役:津田健次郎
―「渋谷事変」で繰り広げられた胸が苦しくなるようなエピソードが一気に劇場で凝縮されることについてはどのような感想をお持ちでしょうか?
津田:重たい話が続きますが、なかなか劇場で観ることができる機会はないと思いますので、エンターテインメント作品として何度でも劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
―8月31日に配信された特番で公開決定が解禁となり大きな反響がありましたが、ファンの熱量をどのように感じていますか?またファンとの印象的なエピソードなどありますでしょうか?
津田:声優として参加する前から原作自体の盛り上がりが凄く、非常に印象に残っています。僕が七海として『呪術廻戦』に参加すると解禁されたのが週末ですごく盛り上がってくださって。そしてその週明け、月曜日にジャンプが発売されて原作の方で七海が死んだんですよ。その数日の間に温度差と落差がすごくて。そのくらい自分が参加する前から『呪術廻戦』の熱量がすごくて、さらにアニメ第1期の頃から原作との相乗効果でアニメーションも盛り上がっていたので作品の影響力や人気をすごく感じていました。世界にも同時配信されていたので、日本だけじゃなく世界でもすごく盛り上がっているなというのも感じていましたね。実際に海外に行ったら、いろんな外国人に声をかけられて、なんで知っているの?と聞くとほぼほぼ『呪術廻戦』を観てると言っていました。
―「渋谷事変」で印象に残っているシーンや改めて楽しみにして欲しいシーンはありますでしょうか?
津田:エピソードとしては七海が死んでしまう「渋谷事変」ではあるので、そのあたりのシーンは強烈に印象に残っています。ただ、それぞれ色々な場所で同時進行で戦いが繰り広げられているので、そういった戦いのアクションシーンはスクリーン映えするのではないかと思っています。
―「渋谷事変」での七海の最期の独白シーンや呪霊たちとの戦いのシーンはどのようなお気持ちで演じられていたのでしょうか?
津田:「渋谷事変」に入る前から結末はわかっていたので、アフレコに入るタイミングで「渋谷事変」ができるんだという気持ちと、卒業してしまうんだなという楽しみと寂しさが同居した様な想いでいました。演じる時は思い残すことが無いように精一杯七海を演じました。全て演じ終えて自分の中で一度『呪術廻戦』が終わったような感じはありました。七海の最期をすごく丁寧に描いていただいたなと思っていて、監督含めアニメスタッフさんの七海への愛情を感じながら演じさせていただいて、それぞれがそれぞれのパートで七海を送り出したような、愛情と気合いを感じながらみんなであのシーンを作ったというイメージです。
―「渋谷事変」まで七海を演じきって改めて七海という人物をどのように捉えていますでしょうか?
津田:最初の方は虎杖にとってある種、師となるクールで淡々としていて、でもすごく強い人というイメージでした。回を追うごとに普通の人でもあって未成熟だなと思う部分もあったりとかして。そういう部分では七海の成長譚でもあったなと思っています。ドラマチックなエピソードを沢山演じさせていただいて、原作を読んだ時にも感じましたが、非常に人間臭い人だなというのを改めて肉体を通して感じました。天才であったり変わっているキャラクターがズラッと並んでいる中で普通の感覚を持った方なので、そういう普通の中で最高峰にいるんじゃないかなと思います。
―「渋谷事変」では七海の感情が剥き出しになるシーンが多いと思います。演じる際にどのような点を意識して演じられたのでしょうか?
津田:「渋谷事変」に入る前の七海含め呪術師たちの置かれていた環境とレベルが違うというか、圧倒的に危機的状態ということが余裕をなくさせる、淡々としている七海ですら追い込まれる状況なので、感情が表に出てくる。伊地知さんや近しい人が傷つけられた怒りであったり、最後の切り札であった五条が封印されて、七海も五条なしでどこまで行けるのかというのがポイントだったのではないかなと思います。
―『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』に期待していることやファンに届けたい想いをお伺いできますと幸いです。
津田:一回お客様に届いたものを改めて劇場で観ていただけることもレアな機会ですし、まさか劇場で観ることができるとは思わなかったと思うので、このような機会があってすごく嬉しいですし、「渋谷事変」も観れるということで、より新シーズンに向けて期待感が高まるものになっていると思いますので、シンプルにすごく嬉しいです。「死滅回游」もかなりクオリティの高い映像になっていますし、かっこいいものになっているので皆さんの期待に応えてくれるんじゃないかなと思います。
