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呪術廻戦

INTERVIEWインタビュー

INTERVIEW 「懐玉・玉折」オフィシャルインタビュー Vol.4 伏黒甚爾 役:子安武人

ーー「懐玉・玉折」の原作やシナリオを読まれたときの印象を教えてください。
子安:もともと作品の人気がすごいことは知っていましたし、その中でも人気がある五条 悟というキャラクターと、僕が演じる伏黒甚爾に絡みがあるというのは、大変光栄なことだと思いました。大まかに五条 悟と夏油 傑の高専時代の過去の物語がメインで描かれるのですが、五条がどのように最強の呪術師になっていったのかがよく分かるので、重要な役を任せていただけたなという感じです。

ーー自身が演じているキャラクターの印象と演じた感想を教えてください。
子安:プロの術師殺しであり、プロのヒモでクズ男であるところが描かれているなと思いました。ですが、演じるのは非常に難しいところがありまして……。アニメは原作を知らない方もご覧になるのですよね。その中で第一印象がどう映るのかがすごく大切になるんですけど、結末が分かっていて演じるのが良いのか、それともひとつひとつ積み上げていった先のイメージが原作のようになれば良いのかは、全体を見ている監督含めアニメスタッフさん達が検討を重ねて判断していくものなんです。僕は原作を読んでいたので、どうしても先入観で、どうすればより彼の内面的なところや、人間臭いところが表現できるのかを中心に考えたんですけど、アニメではより彼のプロフェッショナルなところを見せていきたいのかなと感じました。

ーーとてもバランスが難しそうですね。
子安:今回のエピソードって、どうしたって五条と夏油の話なんですよ。伏黒甚爾が主人公の話ではないことは一番のポイントなのだと思います。僕は役者なので、どうしても自分が与えられたキャラクターを中心に考えてしまって、そこを深く掘り下げたりしたくなるんですよね。でも、そこを履き違えてはいけないし、全体のバランスを見て演じなければならない。なので、彼ら2人に対して、甚爾がどう出てくるのかというところを見ていただければと思います。

ーー「懐玉・玉折」の見どころや印象的なシーンを教えてください。
子安:原作のカット割りが超カッコいいんですよ。アニメーションの動画を省いた原画のような感じがするんです。アニメーションはその間を埋めていくところがあるんですけど、今回は更にカメラワークやレイアウトに工夫やアニメならではの描き方、演出をしているところもあったりするんです。なので僕も出来上がりを楽しみにしています。

ーー放送へ向けての意気込み、視聴者へのメッセージをお願いします。
子安:皆さんお待ちかねの話だと思いますし、第2期から見て面白いと思った方は、『劇場版 呪術廻戦 0』と第1期を続けて見ていくことも全然できる、初心者にも優しい作りになっていると思います。「懐玉・玉折」の結末がどうなっていくのか、ぜひ見ていただければと思います。

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