INTERVIEW ■榎木淳弥×浪川大輔「渋谷事変」「死滅回游」対談
―「渋谷事変」では、当初、脹相は虎杖のことを“弟の仇”として敵視していましたが、最終的には“弟”として守るようになりました
浪川:あそこまでのバトルをしたあとに、急に態度が激変するということは、弟に対してよほど強い思いがあるんだなと感じました。脹相はすごく真っ直ぐで思ったことをきちんと行動に移せるタイプなので、憎めない部分があるんですよね。演じていても感情がすごくわかりやすいので、感情の面に関してはあまり悩まずにできていると思います。言葉通りのところに気持ちがあるという意味では、ほかの術師たちに比べるとわかりやすいキャラクターかなとも思います。
榎木:虎杖のことを“弟”だと認めたあと、脹相は今回の「死滅回游」の冒頭でもメンタル的にキツい状態の虎杖のそばにずっといてくれています。最初は伏黒もいなかったので、もし虎杖が一人で行動していたら、どんどんマイナスの方向に行ってしまう可能性もあったでしょう。お兄ちゃんかどうかはさておき、そういう存在がそばにいてくれたことは虎杖にとってありがたいことで、救われたんじゃないかと思います。
―直哉と脹相の兄弟観は対照的ですが、その違いについてはどう感じましたか?
浪川:共感できるのは脹相の兄弟観だとしか言えないよね(笑)。
榎木:直哉は兄たちを完全にナメていますからね。僕もそうとしか言えないです(笑)。そんな中で、今回、脹相が言っていた「弟の前を歩き続けなくてはならん。だから俺は強いんだ」というのは、いいセリフでしたね。
浪川:あのセリフは良かったね。血を分けた兄弟のために頑張る。しかも、そんな自分の術式が血を使ったものというのもすごくいいなと思いました。脹相は不器用そうに見えて、そういうかっこいいセリフをさらっと言うんです。「弟を大切にしている」とか「兄が大事だ」など、それが言えるのはすごいことだなと思います。
※劇場版『渋谷×死滅』公式パンフレットより、インタビューの一部を抜粋
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