INTERVIEW ■榎木淳弥×緒方恵美「死滅回游」対談
―『劇場版 呪術廻戦 0』の主人公だった乙骨が、「死滅回游」でいよいよ本格的に本編に登場しますが、お二人はどのようなお気持ちで乙骨の登場話を迎えましたか?
榎木:虎杖としては乙骨とは面識がないんですよね。だから、最初は「誰だろう?」という感じでしたが、名前を聞いて「ヤバい人が来た」と合点がいくわけです。でも、主人公同士の戦いというのは熱い展開なので、僕は収録が楽しみでした。
緒方:『0』の収録のときはただただ必死だったんですよ。最初に予告編のために一言だけのセリフを録ったんですが、そのときに「『あっ! 乙骨の声だ』と一発でみんなにわかるようなセリフをください」と言われて、どうしようかなと(笑)。本編の収録に入ってからも、乙骨は1本の映画の中でかなりのスピードで成長していくので、「それを成立させられる人格とは?」というところを探っていきました。それでもなかなかOKが出なくて、かなり苦戦した記憶があります。でも、2期の最終話ではすんなりOKになったので少し拍子抜けしたんですよ。
榎木:OKが出なければ不安になるし、すんなりと出てしまうと、それはそれで不安になる。“役者あるある”ですね。
―冒頭1話では乙骨と虎杖の激しいバトルが展開されますが、二人のバトルシーンを演じてみていかがでしたか?
緒方:虎杖くんの死を偽装するためとはいえ、一度は心臓を止めなければいけないので、乙骨はどうやって殺そうかを冷静に考えながら動くターン。「速いな」というモノローグがあったり、相手を分析しながら戦っていたと思うので、虎杖の戦い方を探りつつ隙をうかがいつつ。
榎木:失敗したときのことは考えていなかったんですかね。
緒方:あまり考えてないんじゃないですかね。
榎木:やっぱり自分の腕に自信があるんでしょうか。
緒方:そういうことなのかな。でも、失敗したときのことを考えているキャラクターは『呪術廻戦』にはあまりいないような気がするけど。
榎木:確かに「やってやれ!」と勢いで攻めるキャラクターが多いですよね。バトルシーンに関しては、僕らは「フッ」とか「ハッ」といった音をあまり入れずに、絵に任せている部分が多いなという印象があります。特に乙骨は格上なので。
緒方:強い方はあまり入れられないよね。やられる方はちょっとだけ。
榎木:そうですね。圧倒的な差があるので虎杖は少し入れました。ただ、収録している段階ではオンエア時のような絵はまだ完成していないので、逆にどういう絵になるんだろうと楽しみにしながらやっていましたね。
※劇場版『渋谷×死滅』公式パンフレットより、インタビューの一部を抜粋
●『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』劇場パンフレット 概要
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©芥見下々/集英社 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
